• 酪農用牛への稲わら

     農林水産省は、酪農用牛に与えた稲わら農家へも調査をしていますので、その途中経過をまとめてました。 3.11以降に収集した稲わらを飼料として与えていたかどうかの農家の戸数です。 結果をみると、岩手県・宮城県・栃木県の農家で使用されていたことがわかりますので、原乳についても至急調査が必要かと思われます。

      調査戸数 利用農家戸数 割合
    岩手県 1176 31 2.6%
    宮城県 661 88 13.3%
    福島県 465 0 0.0%
    茨城県 494 0 0.0%
    栃木県 846 15 1.8%
    群馬県 703 0 0.0%
    埼玉県 305 0 0.0%
    千葉県 823 0 0.0%
    東京都 55 0 0.0%
    神奈川県 286 0 0.0%
    静岡県 298 0 0.0%
      6112 134 2.2%

    (農林水産省 7/27)

  • 動き出した岩手県

     岩手県は原発放射線影響対策本部を設置しました。その概要は下記のとおりです。いっこうに進まない国の対応はまたず、自治体独自に検査体制を強化していくますが、他の自治体も進めるべき内容です。

     岩手県は、農産物について、6月に収穫最盛期を迎えたキャベツなど主要6品目を検査したのと同様に、秋の収穫期である品目の検査も検討し、また、家畜については、豚と鶏は基本的に閉鎖空間で飼育し、餌も主に輸入飼料を与えているので検査対象は暫定基準値を上回るセシウムを検出した牛の調査に絞る。 県総合防災室の小山雄士室長は「生活環境と農林水産物が今後の検査の重点。国の対応を待つのではなく、県として可能な限りの対策を早く取っていく」(岩手日報)

    岩手県は大震災被害への対策の中でも、食品への放射性物質汚染の検査体制を策定するとう方針を決定したわけです。

    ただし、今後方針などが検討されるでしょうが、暫定規制値が基準の場合は子どもたちへは食べさせることは控えなくてはいけません。

  • 汚泥の処理

     汚泥の処理については保管したままの自治体が多い中、東京都がすでに埋め立てて最終処分しています。 一部をセメント、建設改良土、農土・園芸用土に再処理している自治体もありますが、宮城県、山形県、福島県、新潟県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県、千葉県、山梨県は 多くを保管したままの状態です。

     全てを埋め立てた東京都はどこに埋め立てたのでしょうか。その量はセシウム値 100-8000Bq/Kg 約6900トンにのぼります。

    (厚生労働省の調査より)

     

  • 腐葉土 鳥取県の情報

     腐葉土のセシウム汚染 岩手県の腐葉土 混合していますが、鳥取県は独自調査したので検出できたわけで他都道府県も至急 検査したほうがよさそうです。

    鳥取県ホームページ

     http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=171403

  • 腐葉土 と 肥料について

     農林水産省はセシウム汚染の腐葉土は回収しないとの方針のようですが、腐葉土は家庭菜園を楽しむ方々にはなじみがあるものですが、正確には肥料ではなく土壌を改良するためのものです。

     腐葉土には土の保肥性や保水性、通気性などを高める作用があります。また、有機質は微生物の餌となるため、土中の微生物の活動を活発にする作用もあります。(住友化学園芸より)

     今回 農林水産省より17都県産に自粛という通知がでた堆肥と腐葉土ですが、肥料に使用する汚泥については原則200Bq/Kg、特例1000Bq/Kgと定められていますので、家庭菜園されている方は肥料についても要注意です。 できれば、放射線測定器で測定した方がいいようです。

  • 放射性物質の食品健康影響評価について最終案

     もぐらたたきのように噴出してくる放射性物質による汚染ですが、食品への汚染は、食物連鎖により秋口から本格化することが予想されます。 よって、厳密な基準値を策定しておくことおよび厳格な検査体制を敷くことですが求められています。

      私たちは準備をして冷静に対処していくことで、お子様への内部被曝をできるだけ避けることができます。

     さて、7/26 食品安全委員会による放射性物質の食品健康影響評価ワーキンググループによる評価が終了しました。 評価書案が掲示されますが、30日間のパブリックコメントとして国民の意見・情報の募集を行った上で食品安全委員会で評価書を確定して厚生労働省へ評価結果が通知される予定です。

     厚生労働省はどう判断するでしょうか。客観的に評価案を読んでいくと、内部被曝を評価できていないため食品毎の基準を策定すことは困難 もしくは 最初から考慮されていないと考えざるをえません。 これはもともと食品安全委員会とは過去の科学的なデータに基づいて評価・判断する機関であるため、明らかなデータが示されない限り評価をくだせないからです。

  • 秋田県の対応

      ”さまよう焼却灰”で書かせていただきましたが、秋田県は独自に放射性物質の検査を行っています。 秋田県のホームページで、栃木県産の腐葉土から高い放射性濃度が検出されたと7/26付発表しています。 

     なお、各社今晩のニュースでも報じていますが、秋田県のホームページをご覧ください。

     http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1311677700673/files/fuyoudo2.pdf

    検査が行われていなければ、当分 家庭菜園も控えなくてはいけないようです。

  • 7月牧草のセシウム値

     福島県を除く都道府県での7月の牧草のセシウム値を調べてみました。今後の穀物類へのセシウム汚染の影響を考える上で参考になります。

     なお、7月にはいって青森県、秋田県、山形県、茨城県、神奈川県では調査・公表はされていません。 

    都道府県 市町村 採取日 Cs134/137
    岩手県 滝沢村(東部) 7/1 253
    岩手県 滝沢村大崎 7/1 22
    宮城県 丸森町 7/19 114
    宮城県 仙台市 7/13 35
    宮城県 大崎市 7/13 45
    宮城県 栗原市 7/13 304
    宮城県 山元町 7/5 32
    宮城県 亘理町 7/13 6
    栃木県 高根沢町 7/6 10
    栃木県 足利市 7/13 20
    栃木県 大田原市 7/6 100
    栃木県 那須塩原市[1] 7/8 128
    栃木県 那須塩原市[2] 7/8 193
    栃木県 那須町 7/6 90
    栃木県 那須町[1] 7/15 334
    栃木県 那須町[2] 7/15 578
    栃木県 那須町[3] 7/15 167
    栃木県 日光市 7/6 480
    群馬県 館林市 7/19 20
    群馬県 高崎市(旧箕郷町) 7/19 60
    群馬県 長野原町 7/12 20
    群馬県 田市(旧利根村) 7/12 210
    群馬県 前橋市(旧富士見村) 7/19 20
    埼玉県 みなかみ町(旧新治村) 7/12 240
    埼玉県 熊谷市 7/15 40
    埼玉県 鶴ヶ島市 7/15 不検出
    埼玉県 東秩父村 7/15 20
    千葉県 南房総市 7/7 不検出
    千葉県 八街市 7/7 不検出

    なお、粗飼料中の放射性物質の暫定許容値としては、乳牛用・肉牛用とも 300Bq/Kg と定められています。 

    (農林水産省)

  • 米の取引について

     当サイトが掲載していましたお米の問題について、先週 日経新聞が3日間連載でとりあげていました。その内容は、新米の取引量が視界不良に陥っていて、卸売業者は10年産米の在庫確保に躍起になっていることなどです。

     セシウムを含んだ稲わらを与えた牛肉問題により、昨年 10年度産60万t弱だったものが、11年度産の米の取引量はすでに100万tを超える可能性があることを伝えています。すでに東北産の米に換えて代替地を探す業者がの動きがあり、卸売業者へのアンケートでは中部・北信越、東北の他産地、九州、近畿・中四国の順で切り替えたいとの結果もでています。

     一方、店頭では銘柄米の特売が減っているが、消費者の低価格志向が強いため小売りでの値上げは難しいことも伝えています。

     当サイトでは、お子様のために安心・安全なお米の供給を受けられるよう今から準備しておくことをお薦めします。 つきましては、九州の銘柄米を年間契約で安定的にお届けする仕組みを準備中ですので、関心をお持ちの方はお問合せください。(info@shokumotsurensa.com まで お名前・住所・電話番号・家族構成を記載しておいてください)

  • 普段の食生活

     汚染された食品を食べたかもしれないという不安がある方も多いようですが、普段からの食生活で心がけておくことが肝心かもしれません。

     人は自然界の放射性物質カリウムを食べ物から吸収し排出していますが、セシウムはカリウムと同じアルカリ性金属という特性を持ちます。 カリウム不足の場合には間違って筋肉中にセシウムが取り込まれるといいわれていますので、野菜不足な人はカリウムが含まれるパセリなどの野菜、バナナ、ひきわり納豆などを食べておくことがいいようです。 ただし、カリウムを摂取しすぎてもセシウムより早く排出されるため多く食べたからいいといわけでもなさそうです。

     また、ペクチンはセシウム排出に効果があるということがいわれていますので、りんご、プルーンなどペクチンを含む食品を食べることを心がけておくことがいいようです。

     何事も無頓着ではなく普段から心がけておくことがいいと思います。